先週は礼拝後、シオン山教会で北九州地方連合の宣教支援センターをどう考えるかを話し合いました。また、その後に若松キリスト教連合の江夏神父の送別会を行い、月曜日には北九州地方連合の少年少女会に会場教会の牧師として関わらせていただきました。
本日の聖書箇所はイエス様の告別説教です。イエス様はこの後十字架で死なれますが、死を待っていたのではなく、死を貫いていかれたとある説教者は語るのです。
弟子たちは、イエス様がたとえで話さず、はっきりと話されたので何もかも分かったと言いました。しかしイエス様はこの弟子たちの言葉に対して、「今ようやく信じるようになったのか」と言われ、それは弟子たちがイエス様に対する理解の不完全さを言い表したのです。弟子たちがイエス様の言葉を理解できるようになるには、イエス様の十字架を前にして逃げ去り、自分たちの弱さを味わう必要がありました。そしてイエス様が復活後天に昇られ、その後に弟子たちに神の霊である聖霊が送られて、その聖霊により弟子たちは変えられてイエス様の言葉を理解できるようになました。
「わたしは既に世に勝っている」とイエス様は言われました。イエス様は殺されましたが、神によって復活し、罪に勝利されたのです。この方こそ世の罪に勝利された救い主なのです。罪と死に勝利したイエス様が私たちのところに来て、「勇気を出しなさい」と語りかけておられるのです。
私たちが遣わされて行く世は、罪によって引き起されるさまざまな問題に満ちています。しかし、私たちは最終的には落胆しないのです。私たちの体にはなお罪が染みついていても、私たちはすでにイエス様によって罪を赦された者なのです。私たちは弱いですが、イエス様が共におられます。イエス様の言葉を聞き、神に祈ることができるのです。イエス様はいつもみ言葉と聖霊により、私たちに生きる勇気を与えています。