戦後すぐに吉田敬太郎先生ご夫妻が尽力を注ぎ、また若松バプテスト教会の全面的な後押しを受けて1949年に幼稚園は誕生しました。神様の愛によって生まれた幼稚園なので神愛幼稚園と名付けられました。
今この吉田先生の本を再販しようとしています。先生は戦前はクリスチャンではありませんでしたが、戦後直ぐに、この教会の牧師になられました。戦中先生は国会議員であり、その立場から日本軍の不正を知ったため、日本軍に反対し囚われたのです。獄中で死ぬような苦しみの中、聖書に出会いイエス様を信じて復讐心から開放されて救われたのです。そして戦後牢獄から開放されてバプテスマを受けたのです。
キリスト教会におきまして特に大事に覚えていますことは、クリスマスと十字架と復活の出来事です。その中でもキリスト教会が歴史的に最初に大切だと選んだのは、実はイエス様が死から蘇った復活の出来事なのです。
本日はイエス様の十字架の場面です。ユダの裏切りでイエス様は捕えられ6回の裁判と暴力でイエス様の体は十字架を前にして身も心もズタズタになっていたのです。
最後にピラトは民衆を前にしてイエス様に十字架刑である死刑を言い渡しました。兵士たちはイエス様を朝9時に十字架に付けたのです。

3時間が過ぎた正午に全地は暗くなり、それが3時間続きました。この暗さをある人は全ての人が本来背負うべき、罪から来る呪いだと表現しました。その罪を十字架上でイエス様は一身に負われたのです。そして十字架で血を流して大声を出して息を引き取られました。

このイエス様の十字架での一部始終を見ていた人がいました。この十字架刑を担当していたローマ軍の100人隊長です。隊長は最後にイエス様を「本当に、この人は神の子だった」と結論付けました。私たちはイエス様の十字架での赦しを見つめ、私たちの人生に希望を与えるイエス様のことばを心に刻みましょう。