皆さんはイエス様に実の弟と妹がいたことをご存知ですか。マルコ6章3節で近所の人たちがイエス様のことを「この人は、大工ではないか。マリアの息子で、ヤコブ、ヨセ、ユダ、シモンの兄弟ではないか。姉妹たちは、ここで我々と一緒に住んでいるではないか。」と言っていました。イエス様の弟たちは、もしかすると両親からイエス様の生まれたクリスマス前後の出来事を聞いていたのかもしれません。しかし彼らは、それらのことがまるで絵空事のように思えて、信じられなかったでしょう。

そんなイエス様の実の弟たちが、使徒言行録1章14節で「彼らは皆、婦人たちやイエスの母マリア、またイエスの兄弟たちと心を合わせて熱心に祈っていた。」とあります。一体イエス様の家族に、この直前に何が起こっていたのでしょうか。イエス様を信仰的に特別な存在として認められなかった家族が、復活後、弟子たちとともに同じ行動をとるようになったのです。

本日の聖書箇所の7節に「次いで、ヤコブに現れ」とあり、復活されたイエス様は実の弟ヤコブにも現れたのです。ヤコブは、その様子やイエス様の弟子たちが、復活した兄イエスに会ったことに思いを巡らせていく中で、ある時、兄イエスがメシアであることを悟っていったのです。そして弟ヤコブはそのことを家族と分かち合い、彼らとともにイエス様の弟子たちと一緒に行動するようになっていったのです。復活の主イエスが弟ヤコブに現れた後、彼は次第にエルサレム教会の中心的な指導者へと変えられていきました。

イエス様の復活を通して、弟ヤコブは今まで経験してきた兄イエスとの出来事を、繰り返し思い巡らせたことでしょう。そして兄イエスが実は救い主だと言うことを、両親から聞いたクリスマス前後のことも含めて、確信へと変えられたのです。イエス様はそのような弟ヤコブを弟子たちに加え、教会のリーダーとして用いられたのです。