イエス様は、「わたしの言葉にとどまるならば、あなたたちは本当にわたしの弟子である。」と語ります。つまり「わたしの弟子」とはキリストの弟子で、クリスチャンです。クリスチャンとはキリストのことばを聞いて信じ、それに留まる人のことです。信仰生活において大切なことは‘始める’だけでなく、‘続ける’ことです。始めてから進み続ける人がキリストの弟子です。そしてそのためには、キリストのことばに留まっていなければなりません。それはギリシャ語の文法でも読み取れます。ギリシャ語の現在形は現在進行系なので、ギリシャ語で信じるとは、今も信じ続けるという意味です。

聖書の時代のユダヤ人たちは、このイエス様の真理に従うことができませんでした。33節で「わたしたちはアブラハムの子孫です。今までだれかの奴隷になったことはありません。」と言います。この「アブラハムの子孫」というのは、彼らが持っていたプライドを表現し、彼らは誰の奴隷にもなったことがなく、最初から自由人であると思いこんでいたのです。

アメリカの南北戦争の時、北軍の将軍で小説家でもあったルー・ウォレスは、「ベン・ハー」を書きました。この小説は、もともと彼がキリスト教に反対するために書かれた本です。しかし第二章を書き始めた時、イエス・キリストの復活に接し、「あなたはわが主、わが神です」と信仰を告白し、キリストが真実であることを証しする「ベン・ハー」へと変えたのです。

わたしたちは自分自身を自分の枠でがんじがらめにしています。しかしイエス・キリストを知ることで、自分の枠から、キリストの枠へと変化し、キリストにある自由へと導かれます。そして自分の思う自由ではなく、神にある自由を選べるのです。ベン・ハーの作者もそうでした。どうぞイエス様を信じ、イエス様を自分の心の中心にお迎えすることができますように。