本日から待降節が始まります。神愛幼稚園のページェントの練習が、この礼拝堂で始まっております。まだ新型コロナウィルスの影響が大きく、今年も教会学校こどもクリスマスが行えません。しかし12/4の若松キリスト教連合のクリスマス会から始まり、12/11の神愛幼稚園のページェント、12/19のクリスマス礼拝、12/24のクリスマスイヴ礼拝が行える見通しとなっております。少しづつ平常に近づいております。

旧約聖書は全体的にメシアである救い主が生まれるとの預言を語り、新約聖書は救い主が生まれたことを語っております。本日は旧約聖書からです。この聖書箇所での最初の注目点は、ベツレヘムで救い主が生まれると預言されていることです。マタイによる福音書2章では、東方から学者たちがエルサレムを訪ね、ヘロデ大王の所に呼ばれた時、ヘロデ大王は不安を覚えながらも祭司長、律法学者たちを集めて「新しい王は、どこに生まれるか」と問いただしました。彼らは、このミカ書を直ちに引用して「ベツレヘムで生まれる」と答えたのです。

もう一つは、キリストがユダ族の中で最も小さな氏族から生まれ、またダビデは兄弟たちの中で最も小さい者で、キリストがそのダビデの子孫であったことです。またミカの時代、ユダの国の防衛に関係する町の一覧にも、有名なヨシュア記の地図にも、このベツレヘムは記載のない忘れられた町でした。そのように神様は小さき存在に目を留められ、その存在を用いて偉大なことをなされたのです。

この時期、人々の心はクリスマスに向いています。その人々を教会へお誘いし、教会でのクリスマスの礼拝を共に捧げられるように我々は最善を尽くしていきたいのです。そういう意味でも、先週礼拝後に行ったクリスマスに向けた飾りつけ、そしてアルトスを新聞の折り込みや手配りで人々に届けることは非常に大切な働きであります。私たちは自分の出来る限りのクリスマス準備を喜んで行っていきましょう。