新約聖書の登場人物の中でパウロは活躍しましたが、それ以前はクリスチャンと教会の迫害者だったとは信じられないです。
そのパウロがクリスチャンたちを捕らえるためにダマスコへの移動中に、復活の主に出会い、そして変えられました。しかしその改心したパウロはすぐに教会に受け入れられなかったのです。このパウロが皆に受け入れられるように手助けをしたバルナバに、本日は注目したいと思います。
パウロは復活の主イエスに出会った後目が見えなくなりました。主はアナニアに働きかけて、パウロのもとに遣わしました。そしてアナニアがパウロのために祈った時に、パウロは見えるようになり主イエスを信じてバプテスマを受けたのです。そしてパウロは「このひとこそ神の子だ」と人々に伝えました。
彼はその後アラビアに退き、その期間自分の人生を振り返ったでしょう。そして自分の使命を確認したと思われます。パウロはその後エルサレムに行きます。しかしエルサレムの弟子たちはパウロの改心を信じられず、とても恐れていました。しかしこのパウロを受け入れた人がバルナバです。このバルナバがパウロとエルサレム教会の仲立ちをしてくれたのです。このバルナバの働きがなければパウロはペトロとも知り合えず、エルサレム教会にも受け入れられなかったのです。
バルナバはその後、初の異邦人教会アンティオキア教会の働きをサポートしますが、パウロを探し出し、共にその教会で奉仕をしました。その働きを通してバルナバはパウロを鍛えられたのです。
その後バルナバはパウロとの伝道旅行を途中で投げ出してしまったマルコを受け入れ、共に別の伝道をしました。このバルナバの配慮によってマルコは立ち直り、その後神の導きで福音書を書き上げられたのです。バルナバはこのように人々を受け入れ導かれたのです。わたしたちもバルナバのように受け入れられたら幸いです。