8日前に行われました、あじさいコンサートなどでもそうですが、教会の色々な教会行事で、「もっと奉仕者がいたら良いのに」との話を伺います。確かに昔はもっと奉仕者がいましたし、自分たちも若かったのでもっと精力的にできていただろうと思います。そのような教会の事情を思いつつ今日の御言葉から、では我々は今何をしたら良いのかを考えてみたいと思います。
イエスさまは本日の聖書箇所の活動の後に弟子たちに言われました。「収穫は多いが、働き人は少ないと。」つまり‘もっと働き人が多ければもっと収穫はあるのに’と。当時の一般的な収穫は麦を育て、その実った麦を根本から刈り取る作業でした。イエス様はその収穫とご自分の活動を重ね合わせながら語っているのです。その収穫のために主に願えと勧められています。神様に「収穫のための働き人を神様から送り出してもらうよう」に願えと弟子たちに言われたのです。つまり働き人が送り出されるためには神への祈りが必要なのです。
 今日の聖書箇所を通して感じることは、私達の教会も収穫のための働き手を、神様に願いなさい。つまり祈りなさいということです。戦後すぐこの教会は大きな成長を経験いたしました。そして多くの働き人を輩出し、諸教会にも若松教会は大きな影響を与えました。しかし思えば戦時下、若松バプテスト教会は軍部により閉鎖に追い込まれ、残った人々は浜の町教会に逃れていました。その時の、かつての若松バプテスト教会の信者の皆さんは大変悔しく、悲しい時を持っていたのではないでしょうか。そしてただ悲しく、悔しいだけではなく若松バプテスト教会の復活を神に願い祈っていたのです。それが宮本ご夫妻(兼三郎さん、きぬさん)と少数の信者さんたちによる祈りでした。そして戦後神様はその祈りに答え、それ以上のことを神様は導いてくださったのです。
 働き人を送って頂くように神に祈りましょう。