本日の聖書箇所はイエス様の弟子パウロが、組織について語っているところです。このパウロは色々な組織を見てきた人です。以前のパウロはユダヤ教のパリサイ派と言う宗教組織に属し民衆に旧約聖書を教えていました。またパウロはユダヤ人でありながらもローマ市民権を持っていたのでローマ帝国の多くの組織についても知識がありました。そのパウロが組織とは人間の体だと例えているのです。
神愛幼稚園は若松バプテスト教会という組織から生まれました。そして教会と幼稚園を結びつけているものが幼稚園の理事会や評議委員会であり、この教会の多くの者が関係しています。また牧師と園長は度々話し、スケジュールやお互いに大事なことを伝え合うことを頻繁にしております。
10節に一番心が動かされました。それは兄弟愛をもって互いに愛するということです。つまり同労者は自分の兄弟のように、姉妹のように思いなさいということです。さらにパウロは先に進んで互いに尊敬しなさいと言い、互いに相手を優れたものと思いなさいと勧めております。
ここを読みながら私は幼稚園と教会はかつては親子関係だったのが、現在は対等な立場としての関係だと思いました。しかし教会は幼稚園を生み出した親のように無意識的に幼稚園を所有物のように思っていないか。幼稚園は教会をうるさい親のように思っていないか。そうではなく兄弟姉妹としてお互いの行事に関心を持ち応援し協力したいと思うのです。
今はコロナ禍で、なかなか教会と幼稚園の交流が思うようにいきません。教会の礼拝における園児のページェント並びに卒園礼拝は、教会員にとって幼稚園を覚える大切な礼拝です。このことを通して教会は園児を直接見て幼稚園のことを覚えて祈り、また近く感じることができるのです。幼稚園側でもこのようなことを教会がしてくれると良いなと思われることがあるかもしれません。ぜひ教えていただきたいと思います。