メリークリスマス。クリスマスおめでとうございます。皆様はこのクリスマスに何を神様から頂きたいと願いますか。私は今年ほど平和を願ったことはありません。早くウクライナに平和が来てほしいと神様に祈っております。先日西南女学院の100周年を記念するクリスマス礼拝の中で、ウクライナから逃れてきた大学生マーシャが、平和のメッセージを日本語で語りました。マーシャは早くウクライナに平和が来てほしいと願っていると強く感じました。
聖書のクリスマスの出来事は、色々な人々を通して描かれております。今年皆様はこのクリスマスの出来事の中で、誰と重ね合わせてクリスマスを見ているのでしょうか。母マリア、父ヨセフ、羊飼い、東方からの学者たち、旧約聖書の預言者、ヘロデ大王、律法学者。いろいろな立場で、この救い主の誕生に関係した人々が聖書に登場します。
主イエスが生まれる直前、ローマ帝国が大騒ぎをしていました。それはローマ皇帝アウグストゥスが人口調査をするので、住民たちは一斉に住民登録をしていた故郷に帰らなければいけなかったからです。以前この人口調査はなかったという神学者の記事をよく読みましたが最近は見ておりません。それはエジプトなどで、この人口調査の証拠が見つかったからです。ある学者によりますと、その調査は全ローマ帝国で40年かかったと報告しています。
ヨセフは身重のマリアを伴いベツレヘムへと向かいました。ベツレヘムはダビデの町として知られておりました。ユダヤ人はこれより数百年前にバビロン捕囚の時を過ごし、その後神の導きによってバビロンから開放されて故郷ユダヤに戻ることができました。その時ダビデ家のものたちは、このベツレヘムに住むことを決めたのです。ユダヤ人は旧約聖書の預言により、ダビデ王の時代の強きイスラエルを再興する人が、ベツレヘムで生まれるダビデ家の子孫から起こると信じたのです。