2023年になりました。イエス様にあって、この一年も教会の皆様と共に、隣人を、そして世界を覚えて歩んでいきたいと思います。それには聖書のみ言葉にふれ、お互いに祈り、励まし合って歩んでいきたいものです。
本日の聖書箇所は、私が知る限りで聖書で唯一の1月1日が出てくるところです。もしかすると新年はノアの洪水の水が乾いたことを記念するものなのかもしれません。その箱舟には神の導きによってノアと3人の息子たち、連れ合いの合計8人が乗り込みました。伝説では、ノアがこの船を造るのに120年かけたとも言われております。その期間、ノアは人々に船を建造しながら神の言葉を伝えたと想像しています。ヘブライ人の手紙11章7節では、「信仰によって、ノアはまだ見ていない事柄について神のお告げを受けたとき、恐れかしこみながら、自分の家族を救うために箱舟を造り、その信仰によって世界を罪に定め、また信仰に基づく義を受け継ぐ者となりました」とあります。
アメリカの多くの教会が、このノアの箱舟をモデルにして造られたと聞いたことがあります。そのようにアメリカの教会は箱の形です。まさに昔のアメリカの信者は、ノアの箱舟と自分たちの教会を重ね合わせて教会を建築したのです。そして神の計画に基づいて教会を建て、教会の建物を通しても人々に証をしたのです。そしてノアは家族にも、信仰の証しをしました。
ローマ書8章19-21節にある全被造物の救いにも、このノアの箱舟は関係があるのです。その言葉とは「被造物は、神の子たちの現れるのを切に待ち望んでいます。被造物は虚無に服していますが、それは、自分の意志によるものではなく、服従させた方の意志によるものであり、同時に希望も持っています。つまり、被造物も、いつか滅びへの隷属から解放されて、神の子供たちの栄光に輝く自由にあずかれるからです」と。神様の祝福をこの一年も求めていきましょう。