今日のタイトルは今から500年前に宗教改革をスタートさせプロテスタントを成立させたマルティン・ルターのスローガン『聖書に帰れ』から採っています。この漢字を使ったのは、その都度、何度も離れても繰り返しかえるという意味を強調したく使いました。『還暦』の還です。私自身も還暦を過ぎ、65歳になっておりますが、バプテスマを受けてまだ15年の信仰の浅い者で、執事としての十分な奉仕ができていなくて申し訳なく思っています。

今日は、自分の拙い信仰の歩みを、記憶に残る聖句といつも支えられ励まされている聖句をお話して振り返りたいと思います。長年にわたり皆様によき交わりを頂きました父との思い出を中心に家族やお世話になった先生方を思い起こし、自分の信仰を見つめなおす良い機会をあたえていただきました。心より感謝いたします。

いくら準備を尽くしてもわからない未来に、祈り求めなさい、祈り探しなさい、祈り門をたたきなさい、そうすれば与えられる、見つかる、開かれるというメッセージにどれだけ力を与えられたかわかりません。そして、『あなた方も人にしなさい』と、自分たちの会社のためだけでなく、取引先にとっても良いことなのか、そして社会にとっても良いことなのかと自然と問うて考えるようになっていきました。

今朝も開けば私たちにイエス様が日本語でしかも話し言葉で直接語りかけてくださいます。疲れた時には『休ませてあげよう。』と癒され、苦難があっても『勇気を出しなさい。』と励まされ、イエス様の勝利に生きる希望を与えてくださいます。なんとわたしたちは恵まれていることでしょうか。これからも祈りつつ聖書に還り神様の愛とお恵みに感謝し謙虚に仕えていくことができるようにと願っています。

『世のため、人のために尽くしなさい。』父が召される直前に病床を見舞っていた私の息子たちへ最期に口にした言葉です。『世の光、地の塩』と語ってくれた父がそこにいました。