わたしたちが神様を思う時に、最初に考えるべき一つのことは神様の創造のわざです。わたしたちは神様に似せて、そのイメージに沿って造られました。それは神様が人に期待されたことに繋がり、今日の主題でもあります。「産めよ、増えよ、地に満ちて地を従わせよ。海の魚、空の鳥、地の上を這う生き物をすべて支配せよ」のみことばの中にあるのです。特に今日はその‘全てを支配せよ’とある、この世界の管理について学びましょう。

以前の教会には大手企業の重役の方がおり、その方に、あなたの会社での最も大きな役割は何ですかと聞いたことがあります。その人は間髪をいれずに「部下が何か失敗したり、トラブルになった時に、そのことを解決するように手助けすること」だと言いました。つまり企業の管理の中で、そしてリーダーとしての役割は問題解決の対応なのです。

2011年の3月11日金曜日午後2時46分、東日本大震災が発生いたしました。2016年に熊本地震があり、そして先月トルコ・シリア地震がありました。5万人以上が犠牲になりました。その地はパウロが世界伝道旅行に派遣されたアンティオキヤ教会のある地域です。その聖書の舞台であった所が今多くの苦しみを経験しております。

イエス様は、この世界の管理者である、わたしたちの人生のトラブルのため、また罪によって汚れた、わたしたちを救うために、ご自身の命と引き換えにして十字架にかかられました。そして救いの道を造られたのです。苦しめる人々のために尽くされたのです。その姿はわたしたちのモデルなのです。わたしたちも誰かのために、特に苦しめる方々のために、祈りつつ協力できたらと思うのです。その一つの役割こそが震災支援なのです。

世界バプテスト連盟の働きにバプテストエードと言う部門があり、世界で起きた震災地を巡り、どのように支援を行うかを探り、実際に支援を行う機関なのです。その働きを含めてお祈りしお捧げください。