今月はスチュワードシップ月間として位置づけております。教会におけるスチュワードシップとは、神様からわたしたちに預けられたものを、責任をもって管理し、‘神の恵みに対する応答’をする行いであります。

今週は礼拝を捧げることについて聖書より読み取っていきます。この礼拝は本来、旧約聖書が語る土曜日に行っておりました。その後キリスト者たちは、イエス様が現れた日曜日に礼拝するように変更しキリストの復活を記念するものとしたのです。つまり毎週捧げられる礼拝とは、小さなイースターなのです。礼拝は神への応答であり、イエス様の復活により得られた救い、永遠の命の希望を感謝する日なのです。そして神に対して礼拝することが神への第一の奉仕になります。人が歳を重ねて教会で何も奉仕ができなくても神様を礼拝することが神様への大きな奉仕になるのです。私たちの生活は神への礼拝から始まるのです。

ある牧師は教会で皆さまを向かえる時に、「お帰りなさい」と言い、そして礼拝を終えて家路につく時に、「行ってらっしゃい」と言うのです。それが礼拝より生活が始まり、礼拝から各生活の場へと送り出すことになるのです。

本日の聖書箇所では、原始教会の人達は聖霊により変えられて「財産や持ち物を売り、おのおのの必要に応じて、皆がそれを分け合った」のです。弟子たちは皆一つにされ、教会として一緒に生き、不足を互いに補いました。一緒の家に住んだかはわかりませんが、一緒に食事、特に夕食をしたようです。そして主の晩餐式の原型のようなことを行い、共に祈ったようです。

こころを一つにして生き始めた集いが、民により好ましく思えたのでしょう。新たにその集いである教会の素晴らしさを感じ取った人々が、さらに日々仲間に加えられたのです。それは神のわざであり、イエス・キリストの働きなのです。そのように働いてくださったことを覚えてルカはここに書き記してくれたのです。