パウロの伝道方法は仕事をしながら、福音を伝えるスタイルでした。パウロは子供の頃からの天幕作り、つまりテント作りの技術を生かして自分を支えたのです。そのパウロの伝道の働きによってフィリピ教会は生まれ、次第にパウロの働きを支えたいと願ったのです。そして祈りつつ導かれフィリピ教会はパウロに贈り物をしたのです。
私達日本バプテスト連盟で派遣している宣教師の方々から恵みの報告を受けております。教会として女性会を通して世界伝道献金を捧げているので、その報告を読んだりすると本当に嬉しくなります。同様に壮年会連合が支えている神学生から感謝の報告を受けています。それがお互いにとってのギフトです。
パウロに対して唯一このようなやり取りをしていたのがフィリピ教会でした。なぜパウロはフィリピ教会とだけしていたのでしょうか。一つは伝道に対してフィリピ教会は熱心でパウロの働きに心から参与したいと願っていたからでしょう。またパウロは神様の働きのために何かを捧げることで、それ以上のものを得る体験をし、またフィリピ教会の信仰の中にも同様なことが起こり得ることを見出したのです。その恵みは物質的な見返りではなく、霊的なもの、信仰的なものです。
来年度より私は連合より4役の1つである、会計の働きを担います。また北九州地方連合では5つの教会が無牧師になり、3つの教会が説教支援を必要としています。このように私達の教会では他の教会から、その働きを期待されているのです。
パウロを通して他の教会の働きを助けたフィリピの教会のように、わたしたちも来年度は連合の諸教会を支える教会として期待されています。それは斎藤弘司先生が1年半、わたしたちと伴走して教えられたことでもありました。
我々はその奉仕の業を通して、新たな信仰の糧を神様からいただけるのです。期待して来年度もイエス様に導かれて進んでいきましょう。