本日はイエス様が最後に残された言葉についてです。もちろんイエス様は生きたまま天に昇られたので普通の遺言とは違います。しかし遺言と同様の重みがあるのです。そして今日の言葉は英語ではGREAT COMMISSION、日本語では大宣教命令と言われます。このみ言葉がなければ、若松バプテスト教会は誕生しませんでした。それは多くの宣教師が今日のみ言葉によって、押し出され、導かれて海外宣教師として召命を受けたからです。この若松の地は最初の1年は米国北部バプテストの宣教師が目をかけてくださり、その後今に至るまで南部バプテスト連盟の宣教師たちが祈り関わってくれています。何度かこの教会を訪ねてくれたジャック宣教師ご夫妻と、タンカスリーご夫妻は、その流れを汲む宣教師たちです。タンカスリーご夫妻は3人の大学生と共に今度のあじさいコンサートに参加してくれます。

今日の聖書の舞台はイエス様が予め弟子たちに言われていたガリラヤの山でした。そこで再びイエス様は弟子たちに会われ、そして遺言的な言葉を伝えられました。イエス様は弟子たちに最後に何を伝えたのでしょうか。それは「だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼(バプテスマ)を授け」と言われたのです。つまり伝道です。弟子たちに福音を伝えなさいとイエス様は言われたのです。

そこにはイエス様の復活を疑った弟子たちがいました。しかしイエス様は自分の復活についての説得を一切しません。ただ‘伝道せよ’と語ったのです。イエス様はその原点を「わたしは天と地の一切の権能を授かっている」からだと語りました。イエス様は今、力を持っているのです。その力を受けて出ていって福音を伝えよと言われたのです。私たちが伝道することは、イエス様の復活の力によるのです。この世の憂いを忘れて、イエス様の復活の力によって福音を伝えるのです。