レビがいたのはカファルナウムという町でした。その地は2つの地方領域の境で、税関があり商業が発達していたのです。その税関で役人は一日中座って、その街道を行き交う人達に税金を払わせようとしていたのです。そこに今日登場するレビであるマタイが登場するのです。

イエス様がこのレビに目を留められ「わたしに従いなさい」と声をかけました。色々な理由を付けて「一緒に来なさい」言いませんでした。またこのレビがどれくらいイエス様のことを知っていたのかも記されていません。分からないことづくしなのに、イエス様はレビに声をかけ、レビはイエス様について行ったのです。

ユダヤ人からしてみると最も神から遠いと思われていた徴税人でした。わたしたちも、この人は絶対イエス様を信じないだろうと思う人がいるかもしれません。それは家族か、親戚か、友人かもしれません。しかしイエス様は、誰から見ても神から遠いと思われていたレビに目を留められて声をかけられたのです。そうです、レビはイエス様に声をかけられて、イエス様を信じ、従ったのです。わたしたちが思っている以上に、神様は力強いのです。

その後レビはイエス様を自分の家の食事会に招きました。嬉しかったのでしょう。そしてイエス様の一言で、これから自分が何をすべきなのかが分かり、新たなる一歩を記すに当たり、同業者らにイエス様を紹介しました。

ここから学べることは、イエス様は我々が思う以上に力強い方です。我々がこの人はイエス様を信じないだろうと思う人をも導かれる方だからです。その代表者がレビであり、後にマタイによる福音書を神に導かれて書き上げました。

次にその一人がイエス様を信じることで、その背後にいる多くの人々に証しができるのです。レビは単にイエス様に従っただけではなく、多くの同業者や外国人に食事会を通して分かち合うことができたのです。わたしたちもイエス様に導かれて福音を伝えましょう。