今日は、私のお証をしようと思います。

私が27歳の時、妻はクリスチャンではなかったのですが、門司港キリスト教会に通い始めました。しかし私は、「絶対に教会には入らない」と決めていました。そんな私に不思議な事が起こりました。34年前の5月、教会に妻と子供を迎えに行った時玄関にいた女性から、「今日はお祝いの食事会があります。ご主人もどうですか。」と声をかけられました。私は、意に反して「そうですか」と言って玄関までの階段を昇っていました。自分の足で歩いている感覚がなく、エスカレーターに乗っているようでした。そして、「この世に、こんな和やかな人たちの交わりがあったのか」と衝撃を受けました。私は、次の日曜日から礼拝に出席し、次の年の4月1日、妻と同じ日にバプテスマを受けました。

定年退職し、2020年4月から九州バプテスト神学校で学ぶようになりました。それは丁度、門司港教会が無牧師となった時でした。「私が門司港教会の牧師になろう」との思いが与えられ、学びをしています。

次に、みなさんの教会の元牧師である吉田敬太郎さんが書かれた本「汝復讐するなかれ」との出会いについてお話します。

私は小学校区の役員をしています。この役を引き受けたくありませんでしたが、不思議な成り行きで断れませんでした。そのことに私は神様の導きを感じていますが、「あの時、役をお断りして、牧師として神様のことに専念できるようにすべきではなかったか。」との後悔が残っていました。ところが、この本から勇気をいただきました。そこには、吉田さんが牧師をしながら若松市長として働かれたこと、五つの市の合併と若戸大橋の建設に尽力されたことなどが書かれていました。吉田さんとは、比べようもなく小さな私ですが、私も牧師をしながら校区のお役にたてたらいいのだと、なにかスッキリしました。これも不思議な神様の導きとしか思えません。