本日は、若松バプテスト教会にお招きくださり感謝申し上げます。

私は、埼玉県戸田市に生まれました。父は小さな工務店を経営しており、母は住み込みの職人たちがいたため、文字通りみんなの母親でした。

私が2歳ぐらいのときだったようです。母の話によると、ある日、井置利男牧師(初代西川口教会牧師)が挨拶に来られました。当時、家の隣にはそろばん塾があり、塾がお休みの日曜日に「キリスト教の礼拝で聖書のお話をするので来ませんか。」とのお誘いでした。

時が経ち、また井置牧師が今度は父に「頼みたいことがある」と、お訪ねくださり、聞けば「教会を建てるのであれば、地元の工務店にお願いするよう、先輩牧師に言われたのでお願いに来ました。」とのことでした。父にとってこれは初めての「キリスト教会」との出会いであり、菊地家が西川口教会とつながり続けるスタートとなりました。また 私、妹、弟たちは、全員西川口付属幼稚園「天使園」で育てていただき、母は幼稚園の「母の会」を通して信仰をいただき、家族全員が西川口教会でバプテスマを受け教会員になったのです。

私は西川口教会で、子ども聖歌隊、奏楽のご奉仕などご奉仕している間に、音楽を通して神様に仕えたいと願うようになり、音楽大学での学びが与えられました。

ハンドベルソロ(独奏)との出会いは、東京バプテスト神学校でのこと。

大谷レニー先生と専攻科目を相談していたとき、ハンドベルソロのヴィデオをレニー先生が紹介してくださり、未知の世界へ出発しました。

私にとってピアノの編曲、オルガン、ハンドベルソロなど新しいことにチャレンジすることは、精神的、肉体的に苦労しましたが、「主よ憐れんでください」と祈ったときに、何も持たない私に神さまは、「賛美の喜び豊かさ」を与えてくださいました。

私はこれらの出来事を通して、神様の摂理、不思議を思わされるのです。