本日よりクリスマスの準備をするアドベント(待降節)に入りました。先週の礼拝後には共にクリスマスの飾り付けを行いました。また火曜日にはシンガポールの方々を中心とする15名の方々によってアルトスが近隣に3600枚配られました。
救い主イエス様の誕生は旧約聖書の色々なところで預言されております。その中でもこのイザヤ書は多くのメシア預言がなされているのです。今日はその中でも有名な9章より神様のメッセージを受け取りクリスマスの準備をしていきましょう。
このイザヤ書の時代、イスラエルの人々は絶望の中にいました。アッシリアの脅威におびやかされていたからです。預言者イザヤは、近いうちにアッシリアの攻撃による試練が目の前に迫っていると預言していたのです。
神様は私たち人間を無条件の愛で愛しておられるから、どうしようもない人に対しても救いを備えられたのです。自業自得で滅んで行く者にさえ神様は手を差し伸べられるお方なので、どんなに罪深くあろうとも罪を悔いて立ち返る者を喜んで光に招いてくださる方が神様なのです。
そのためにイエス・キリストをクリスマスにお遣わしくださいました。具体的に希望の姿が、ここにある「ひとりのみどりご、ひとりの男の子」である救い主イエス様の誕生です。このキリストには権威があるとイザヤ書は語ります。この「権威」とは物事の決定権です。つまりイエス様には、この世界における決定権があるのです。それは私たちのすべての罪を赦し、闇を光で照らすことを願えばそれができる力を持っておられるのです。ダビデの王座とあるようにイエス様はこの世界の「まことの王」なのです。このまことの王を私達は心に受け入れ、私たちの心の王座に迎える時、私たちに真の平和が訪れるのです。わたしたちの心の闇が光に照らされるのです。その光はまことの光で世に来てすべて人を照らすのです。