先週より神愛幼稚園の1学期はスタートし、昨日は入園式が行われました。そして本日は幼稚園の先生方の祝福式を行えることを心より嬉しく思います。みなさまもご存知のように神愛幼稚園は若松バプテスト教会附属幼稚園としてスタートし、そして20年前に学校法人として歩みが始まりました。神愛幼稚園はイエス様の教え、そしてこの教会の祈り中で、この地に誕生したのです。さらに若松バプテスト教会のミッションステートメントには「私たちは、若松の地から、神愛幼稚園と共に、すべての人々に働きかけ、受け入れることのできる教会をめざします」とあり、この教会は幼稚園と共に、この若松の地で歩むことを存在理由として掲げているのです。

本日の聖書の中でユダヤ教の人たちはイエス様に「先生、律法の中で、どの掟が最も重要でしょうか」と問いました。それに対してイエス様は「神を愛し隣人を自分自身のように愛せよ」と答えられました。目に見えない神を愛することは、目に見える隣人を愛することと深く結びついています。イエス様は聖書の全てがこの2つの教えにかかっていると宣言されました。つまり神を愛し隣人を愛することは、この二つで一つの教えであり、神の言葉全体つまり聖書全体の大切な教えなのです。

このように求めておられる神ご自身が、まずイエス様の十字架でわたしたちを愛し仕え、私たちにお互いに愛し合うことを何よりも願っておられるのです。そのイエス様の十字架の形も、この大切な教えを示しています。それは縦の棒と横の棒の両方があってこその十字架だからです。縦の棒が示すことは神への愛です。横の棒は隣人への愛です。その大切な教えを示すためにも、イエス様は神を愛して人を愛すために十字架で命をかけて、わたしたちにこのように教えてくださったのです。その神と隣人そして自分。どれも大切に愛するのがイエスさまの願いなのです。