本日はイースターから50日目になり、ペンテコステの日です。わたしたちの若松教会の創立記念礼拝は11月の第一日曜日です。そしてキリスト教会の創立記念礼拝がペンテコステの日なのです。今日の内容は十字架後、復活されたイエス様がエルサレムに集まっていた弟子たちに現れ、十字架で受けた手と足の傷を見せました。それでも弟子たちはなかなか主イエスが復活されたことを信じられませんでした。そのためイエス様は弟子たちの見ている前で焼いた魚を食べられ、ご自身の復活を証明されたのです。それほど死者の復活を信じることは困難だと言えるのです。

イエス様により心の目が開かれると聖書の言葉が正しいと確信できるようになるのです。この時弟子たちが知っていた聖書は旧約のみで、新約聖書ではありません。モーセの律法と預言者の書と詩編とは旧約聖書全体を現しています。私は大学生に旧約聖書全体は救い主イエスについて預言されていますと語ります。そのようにイエス様は弟子たちに語られ、弟子たちの心の目を開かれたのです。そのことで旧約聖書の預言が現実的に起きて、イエス様は聖書の言葉通りに歩まれたと弟子たちは悟れたのです。さらにイエス様が十字架前に語られていた『メシアは苦しみを受け、三日目に死者の中から復活する』ことも同様に本当であったと信じられたのです。

弟子達は「イエスを伏し拝んだ後、大喜びでエルサレムに帰り、絶えず神殿の境内にいて、神をほめたたえていた」とあります。この様子が教会のあるべき姿です。イエス様がこの地上に帰られる時まで、イエス様の救いを心から喜び、イエス様の福音を宣べ伝えつつ神を讃美するのが教会の姿なのです。

教会は聖霊の働きのもとに形成されます。この聖霊の働きは分かりにくいものですが、イエス様を救い主と信じられたものに、イエス様が救いの承認の印鑑のように我々に聖霊を与えてくださるのです。