わたしたちは毎日同じようなことをしていますが、時々新たなチャレンジをしていくことで脳が活性化されると、健康を特集したTV番組などで聞きます。しかし新たな挑戦をすることは結構労力を必要とします。わたしも今回教会のサポートを受けて学会で発表させていただきましたが、日々忙しい中で準備していくことは大変でした。しかしそのチャレンジする中で、多くの学びと出会いが与えられてとても素晴らしい経験をさせていただきました。また吉田敬太郎先生を多くの方々に知っていただいたと思います。
イエス様は今までにない新しい戒めを弟子たちに与えようとされました。これが弟子たちに対する新しいチャレンジです。それが互いに「神の愛を持って、愛し合いなさい」と言うことです。その愛とはイエス様が弟子たちを愛された愛です。つまりイエス様は弟子たちに「私に倣いなさい」と言われたのです。イエス様が弟子たちに複数形で“あなたがた”と言われているからですから、教会に向けた言葉でもあります。この時代に生きる私たち共同体の中で聞く言葉でもあるのです。
イエス様は、互いに愛し合うという実践がされているならば、皆が(その共同体の外にいる人々)、確かにイエス様の弟子であることを知るであろうと語るのです。現代のフランシスコと呼ばれる、フランス人モーリス・ズンデルは、カトリックの司祭でしたが、彼は「愛するとは、他者となること、他者のうちに住むことである。もはや自分自身ではなく、自分に属するのではなく、他者のものとなることである」と書いています。「愛するとは、他者となる」ことは、まさにそのような愛をイエス様は十字架で示されたのです。そのイエス様が「栄光を受けた」のです。
神様は日々わたしたちを新たにし、信仰的なチャレンジを与えてくださいます。そしてイエス様の十字架のわざの中に日々発見することがあるのです。