人は全被造物の中で、唯一神に似せて創られました。それは創世記1章26~27節で「神は言われた。『我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう。そして海の魚、空の鳥、家畜、地の獣、地を這うものすべてを支配させよう。』神は御自分にかたどって人を創造された。神にかたどって創造された。男と女に創造された。」とあるようにです。そのアダムとエバが置かれたエデンの園は、まさしく神の祝福の場、そして神との出会いの場でした。しかしアダムとエバは罪を犯すことにより、神の祝福のエデンの園から離れざるを得なくなり、追い出されてしまったのです。

その後ソロモンの時代に神殿が建てられましたが、その中心にあった聖所は、エデンの園をモチーフにして作成されました。特に聖所の内部には装飾が施され、それはかつてアダムとエバが置かれたエデンの園をイメージしたものでした。エデンの園で人が神とまみえたように、神殿で神とお会いしたいという思想によりました。そのように神に創られて罪のない時代を回復したいと思って神殿の聖所がエデンの園の装飾にされたのです。

実際に、その罪のない世界の回復をしたのがイエス様の十字架での贖いです。つまりイエス様の十字架はエデンの園の神様の祝福の回復でもあったのでした。さらに神が本来人に与えていた祝福に預かることができるようにと神様はイエス様を救い主と信じる人々を創り変えるのです。神が天地を創造し、罪により崩れてしまったものを、キリストの十字架で建て直したのです。わたしはイエス様を信じると変えられる、あるいはイエス様に出会って変えられると信じているのです。そのように神がイエス様により人を変えることを再創造とも言うのです。

イエス様の言葉に従うことで日々私たちは創り変えられます。本日はこのザアカイの聖書箇所を通して、そのことを学ばさせていただきましょう。