サウル王が病に苦しむようになり、サウルの家臣は「竪琴を上手に奏でる者を探させてください。…奏でる竪琴が王様の御気分を良くするでしょう」と助言しました。つまりサウル王に音楽療法が必要だと言ったのです。最近の音大の募集要項で音楽療法を語っているパンフレットがありました。つまり現代社会の中でも、音楽療法は認められています。サウル王はこのアドバイスを良しとし、そして選ばれたのが、ひそかにサムエルによって油注がれ、次期王として選ばれたダビデでした。
皆さんは気分や体調が悪い時どうされていますか。病院に行くこと、それ以外に入浴、気分的なストレスならば運動し汗をかくことが良いと聞きます。信仰的なことを考えれば祈ることが大切でしょう。サムエルがサウル王の前を恐れて通っていかねばならない時に、サムエルは素直に神に祈り尋ねました。わたしたちも素直に神に、自分の心配を訴えることにより、荷を軽くして頂き実際に解決策が与えられるのです。
そしてもう一つがこの音楽の効用なのです。わたしの大学時代の専攻は物理学でした。しかしこの学問をやりすぎると頭が混乱したのです。そのような時私はクラシック音楽や賛美歌を聞きました。そしたら頭の中が中和されるようで、スッキリしたのです。本当に音楽は必要なのだと何度も体験しました。
教会に集う元気なシニアの方々を見かけます。教会に来て賛美歌を歌うことはとても健康に良いことの証しなのです。また教会の歩みの中で、どれだけ賛美を大切にしているかが問われていいます。アメリカや韓国の話になってしまいますが、礼拝音楽の盛んな教会は人々が集まりやすいのです。日本も同じことが言えるかもしれません。
わたしたちもダビデのように賛美を人々に届けることで、癒やしを与えることができるのです。そして賛美により、信仰のメッセージも与えられ、神の恵みも、ふり注がれるのです。