メリークリスマス。クリスマスは救い主イエス・キリストが生まれた日、神が人として誕生された日です。西暦はこのイエス・キリストの誕生を記念として作られました。
神様とわたしたちが見る視点、考えは違います。神様は貴族や王家にではなく、貧しい夫婦のもとに救い主を生まれさせました。しかも生まれた所が家畜小屋でした。そして神が救い主の誕生を伝えたのは、貧しき羊飼たちだけでした。
神様はこの羊飼たちのために、おびただしい天の軍勢を準備し、神への賛美とその知らせを伝えたのです。一人のみ使いが彼らに「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデに町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそメシアである。あなたがたは布にくるまって飼葉桶の中に寝かされている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである」と言う内容でした。その後に、み使の大軍勢が現れ賛美しました。「いと高きところには、栄光、神にあれ、地には平和、み心にかなう人にあれ」と。ユニゾンなのかハーモニーなのかは分かりませんが。
み使いたちが天に帰った後、羊飼たちはその言葉を頼りに急いでベツレヘムに行き幼子を探しまわったのです。どれほど探しまわったのでしょうか。(あのミレーの落穂拾いの絵で有名なルツ記は、このベツレヘムが舞台です。)そして羊飼いらは、み使いが告げた言葉が真実であったと体験したのです。わたしたちもこの羊飼いたちのように神の言葉通りに行動すれば、それが真実だと確かめることができます。そして羊飼いたちはマリアとヨセフとに神様の言葉を伝えました。それが今回の聖書の言葉として残っていったのです。
私たちはこの羊飼たちの信仰に倣いたいです。神の言葉に従ったからこそ、羊飼たちは神の大きなみわざを目撃することができたのです。それがクリスマスの出来事なのです。