本日もスチュワードシップのことを覚えて礼拝を捧げましょう。今回は伝道、イエス様に遣わされることについて聖書より考えていきたいと思います。みなさんは伝道についてどのように考えておりますか。またイエス様の救いの言葉をどのように伝えているのでしょうか。この教会は約135年前からアメリカより派遣されてきた宣教師の働きで生まれた教会です。江戸時代末期、横浜に着いた米国北部バプテストの宣教師たちは、大阪、そして下関を経て、1889年この若松の地に上陸したのです。そして祈りながら、この地の住民にイエス様の福音を伝え始めたのです。

ここではイエス様は72人を任命し派遣しているとあります。72と言う数字は、聖書の時代の人々が考えていた世界全体の民族の数のようです。もう一つ、この数字はユダヤ人の長老の数とも考えられるようです。その数字の意味をみても、全世界にイエス様の教えを伝えていくという大宣教命令とも重なって考えることができるのです。そしてこのイエス様が人々を派遣されたこの72人の姿と、わたしたちの教会の姿も重なっていくのです。

また誰かにイエス様の福音を語る前に、その人、あるいは家庭の平安、平和(シャローム)を祈れとあります。「どこかの家に入ったら、まず、『この家に平和があるように』と言いなさい。」とあります。それからみ言葉を語ったのです。私がイエス様を信じる前、何事も怖れていました。特に自分の将来について悲観していました。その心に平安がない故に、なすべきことに手が付けられないでいました。しかしイエス様を信じ、心に平安が与えられると自分が何をすべきかの示唆が与えられ、そして、それに向かって行動できるようになっていったのです。だからイエス様が言われたように、その人の平安(平和)を祈れば、イエス様の福音が、その人に受け入れらた時、平安が与えられるのです。その働きが伝道なのです。