復活後、イエス様は40日間弟子たちに現れました。そしてイエス様は弟子たちに「エルサレムを離れず」に留まりなさいと語りました。神様の計画によって教会はエルサレムから始まりました。そのように神様のプランがあり、それに沿って進む時、わたしたちは大きな前進を遂げられるのです。
しかしイエス様と弟子たちのプランはかなり違いました。弟子たちは6節にあるように「イスラエルのために国を建て直してくださるのは、この時ですか」とあり、そのことをイエス様に期待し続けていたのです。その一方イエス様は神の国を建てることを意識されていました。
皆さんご存知の通り、旧約聖書の時代から信仰の中心地は神殿のあるエルサレムでした。そして弟子たちが目撃したように、エルサレムはイエス様が十字架にかかり、復活された場所でもあります。イザヤ書2章3節では「主の教えはシオンから、御言葉はエルサレムから出る。」とあります。
次にイエス様は「前にわたしから聞いた、父の約束されたものを待ちなさい。」と語りました。それは神様から弟子たちに聖霊が与えられる約束でした。送り届けるのはイエス様ご自身です。その聖霊が、教会のエンジン的な働きをし、教会が始動して前進していくのです。
その聖霊の力を受けなければ、大胆に弟子たちはイエス様の言葉を語ることができませんでした。それ以前、弟子たちは、いつ捕らわれるのかと不安でした。しかし弟子たちは聖霊を受け、大胆にみ言葉を語れるようになりました。その聖霊が注がれるのにはイエスの言葉に留まり集まっている必要があったのです。その集まっていた者たちが教会になったのです。イエスの言葉に従い共に集まることが弟子たちには必要であり、その弟子たちにイエス様は聖霊を送られたのです。その聖霊の働きにより、ペトロが変えられたように私たちも変えられるのです。み言葉に留まりましょう。