神愛幼稚園は1949年10月に開園式が行われました。1950年5月に公の認可がおり、10月に園舎が落成して献堂式が行われました。今年で開園76年になります。

大人の人間の体には37兆の細胞があります。その内の7割は赤血球です。つまり人の細胞の大部分は血なのです。また人の体には多くの臓器があり、また骨や筋肉もあります。

わたしたちは色々な組織(団体)に属しています。今日は神愛幼稚園を覚える礼拝なので幼稚園や教会という組織を考えてみましょう。その組織には、一人ひとりに、それぞれの役割があります。山下先生には園長、栗林先生には主任という役割があります。また諸先生方には、それぞれのクラスの責任があり、共に幼児教育に携わっておられます。またスタッフの方々の働きもあります。その全ては幼稚園という大きな組織のためです。幼稚園の先生方は、もしかしたら同様の働きをしているかもしれません。しかし一人ひとりの先生は才能や得意分野が違い、また年齢とか自分の子育ての経験があることでも違ってきます。若い先生は、より動くことができるし、若いゆえに園児に慕われるかもしれません。長いキャリアがあったり子育て経験があると別の意味で子どもたちをより理解できるでしょう。

最後に幼稚園ができることと、教会ができることの違いがあります。しかし各々が互いに尊敬しあい支えることが大事だと思います。今日の聖書箇所直後の10節では「兄弟愛をもって互いに愛し、尊敬をもって互いに相手を優れた者と思いなさい。」とあります。友情の愛で愛せよ。お互いに尊敬し、相手を優れた者と思いなさいと勧められています。このことは教会の方々にも幼稚園の方々にも神様から言われていることです。現在は昔のように教会付属幼稚園ではありません。学校法人の幼稚園です。いわばお互いに大人同士の関係です。お互いに尊敬し支え合いましょう。