この季節になりますと巷でもクリスマスについての話が聞こえてきます。子どもがいる家庭ですと、クリスマスプレゼントやサンタについてのことです。私が聞いた話ですと、母親が子どもに「早くサンタさんに手紙を書かないとプレゼントがもらえないよ。サンタさんは忙しいのだからね。」と話しておりました。

さて、聖書全体はイエス・キリストを示しています。旧約聖書は救い主が生まれることを預言し、新約聖書は救い主が既に生まれたことを告げております。本日はアドヴェント(待降節)2週目で、旧約聖書の代表的なメシア(救い主)預言から見ていきたいと思います。

ここはヘンデルのメサイヤの題材にもなっている聖書箇所です。私が以前の教会にいた時、大分バプテスト教会出身で武蔵野音大名誉教授の藤沼昭彦さんは、ヘンデルのことについて次のように語っておられました。「ヘンデルは聖書の言葉をそのまま用いて曲を書いた。それはヘンデルがいかに聖書の言葉を尊敬していた証拠だと。」

イエス様の育ったガリラヤはエルサレムの人々から差別されていた地でした。それはイエス様の時代より約1000年前に、イスラエル王国は南北に分裂したのです。その後に北イスラエルはアッシリアに占領され民族としての純粋さが失われました。その後イエス様の生まれる約100年前に、ガリラヤの住民の再ユダヤ化が行われました。しかしエルサレムの住民からガリラヤの住民は差別され続けたのです。そのガリラヤ地方が、イエス様の最初の活動拠点となるのです。神様はいつも社会で虐げられている人々を見ているのです。

イエス様は人の嫌われる家畜小屋で生まれ、人の嫌われる地で育ち、その嫌われる者の友となるために生まれたのです。それは人の暗闇を照らし、人々に希望を与え、福音を伝えるためでした。わたしたちのクリスマスの準備が導かれ、多くの方々が教会の礼拝に集うことができますよう、祈りつつ人々をお誘いいたしましょう。